12月4日の「この差って何ですか}」で、肺年齢をチェックする方法と、呼吸筋を鍛える方法が紹介。
肺年齢が老けているとは、息を吐く力が弱まっている状態。
そして肺年齢が老けたままにしておくと、ひどい場合には普通に呼吸することも苦しくなって、最後には寝たきりになってしまう。
解説してくれたのは、日本医科大学呼吸ケアクリニックの茂木孝先生。
肺年齢をチェックする方法「吹き矢チェック」
息を吐く力が大事。
家でできる簡単な方法として、30センチサイズのラップを使った「吹き矢チェック」が紹介された。
そのやりかたは
(1)ラップを20センチ引き出して、丸めて玉にする
(2)ラップの芯に、丸めたラップを詰めて、指の第一関節まで押し込む
(3)どれだけ玉がが飛ぶかで肺年齢を測定する。
測定するのは、ラップの玉が転がったところまでの距離ではなく、着地した場所までの飛距離。
180センチ未満で80代以上、180センチで70代、190センチで60代、200センチで50代、210センチで40代、225センチで30代、240センチ以上だと20代の肺年齢となる。
吹き矢の飛ばし方のポイントは2つ。
1つ目は、息が漏れないようにしっかりくわえ込むこと。
2つ目は、ラップの芯は地面と水平になるようにすること。
呼吸筋を鍛えるトレーニング方法
呼吸筋を鍛える方法として、ラップの芯をつかった「剣道トレーニング」が紹介。
剣道トレーニングは、ラップの芯を竹刀に見立てた素振りを行う。
上半身を大きく動かすことで、呼吸筋を鍛えることができる。
ポイントは、その時の呼吸法。
ラップの芯を下げた状態で鼻から息を吸い込み、
1回につき5秒程度の時間をかけて口から息を吐きながらゆっくり腕を上げ下げする。
息を吐きながら腕を上げ下げすることで、より呼吸器に負担がかかるため、肺年齢を若返らせるのに効果的という。
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