12月1日と8日の「ランスマ」で、フルマラソンを2時間33分で走るという宇野けんたろうさんが四万十川ウルトラマラソンに挑戦。
最強の助っ人として、ウルトラマラソンの達人・高田由基さんが登場。
フルマラソン2時間40分を切るペースで、100キロを走るという。
高田さんによると、ウルトラマラソンは距離がフルマラソンの2.4倍あるので、別の種目だと思って取り組んだほうがよいという。
ピョンピョン走りだと75キロで失速
まず、宇野さんのフォームチェック。
上下動の激しい走りで、このままだと75キロで失速するという。
上下動が大きいと着地の衝撃が大きく、100キロに脚が耐えられない。
上下動が大きいと内蔵も揺れるので、胃とか内臓にも疲労がきて、補給も受け付けなくなったりして致命的という。
上下動を無くすには?
サブ10のペースでフルマラソン以上の距離を走る練習が紹介されていたが、そのポイントは「ゆっくり丁寧に走る」こと。
上半身をなるべく揺らさないようにすると、着地が柔らかくなり、脚への負担が減る。
一歩一歩をやさしく着く。足を置く。蹴るというより、離したりする。
フルマラソン初心者にも、効果があるという。
疲労の波とうまくつきあう
ウルトラマラソンには、疲労の波がある。
苦しくなる時間帯と楽な時間帯が、交互にやってくるという。
乗り越えたらまた楽になるので、波をイヤと考えることもできるが、それを超えたときの「喜び」を待つこともできる。
スポンサーリンク100キロサブ10 3か月練習メニュー
1か月目(走り込みのための走り込み期)
平日・・・ジョグ15キロ
土日どちらか・・・LSD20キロ
LSDとは、ロング・スロー・ディスタンスのこと。
長時間体を動かし続けることがテーマ。
毛細血管が発達して、持久力が上がるという。
月間走行距離 400キロ
2か月目(走り込み期)
平日・・・ジョグ15キロ
土日どちらか・・・LSD30キロ
ポイント練習・・・60キロ走を1, 2回
月間走行距離 500キロ
3か月目(調整期)
平日・・・ジョグ5~10キロ
土日どちらか・・・レースペース走20キロ
1週間前・・・短いジョグ、1キロダッシュ数本
早寝・早起きをする
月間走行距離 250キロ

フィニッシュサポーター
四万十ウルトラマラソンの制限時間は14時間。
100キロサブ10(10時間切り)を目指す宇野さんの他に、この14時間ぎりぎりで完走を目指すランサーを支えるペースメーカーに番組は注目。
このペースメーカーのことを、四万十ウルトラマラソンでは「フィニッシュサポーター」という。
完走を目指すランナーだが、どうしても逃げ出したくなるような場面が何回もやってくる。
そんなときのランナーの心に寄り添って、ゴール地点までサポートしたいので、フィニッシュサポーターというのだと。
宇野さんは、80キロ近くでキロ7分を超える場面もあったが、90キロ付近ではペースをキロ5分半に取り戻し、サブ10どころか、9時間切りのサブ9でゴール。
7分台に落ちたときにサブ10も難しいなと思ったが、なんとかここで落としちゃいけないともう一回上げたら、体の動きが変わってきて、逆にリラックスできたという。
そのつらい場面で上げられるのが、秋元才加さんが「すごいなと思うけど、共感できない」という、市民ランナーというよりアスリートに近い宇野さんのすごさなのかもしれない。
スタート直後の20キロまで以外にも急なアップダウンがあるけど、四万十川沿いや沈下橋を走ってみたいな。