10月25日の「ごごナマ」に、順天堂大学の小林弘幸先生が登場。
自律神経は基本的に血流や栄養の吸収とかそういうことをやっていて、代謝にものすごく関係している。
季節の変わり目などの寒暖差の激しい時は、自律神経も乱れやすい。
疲れが取れなかったり、イライラしたり、快眠できなかったり、頭痛がしたり、便秘や下痢になったり、冷え性になったりというのは自律神経の乱れによる代表的な症状。
どう克服して冬を迎えていけばいいのか、小林先生が教えてくれた。
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自律神経の4タイプの働きかた
自律神経の働き方は、アスリート型、ストレス型、のんびり型、お疲れ型の4つに大別される。
NHKの公式サイトに自律神経のチェックシートがあるので、そこでどのタイプに該当するかをチェックすることができる。
アスリート型
アスリート型は、一流アスリートに多い、バランスの良い理想的なタイプ。
交感神経と副交感神経の働きがどちらも高く、代謝・血流が良いので太りにくい。
ストレス型
ストレス型は現代人に多いタイプ。
交感神経が高く、副交感神経が低い。
心と体が常に緊張した状態で、便秘になりやすい。
ストレス型は副交感神経を下げないように意識する
のんびり型
常にのんびり気味で、やる気起きにくいタイプ。
交感神経が低く、副交感神経が高い。
血流が悪く太りやすく、花粉症や喘息などが発症しやすい。
のんびり型は体動かす。
お疲れ型
体調がおもわしくなく気分も沈みがちのタイプ
交感神経と副交感神経も低い。
お疲れ型は、まず呼吸を意識する。
スポンサーリンクつま先立ちから脱力
人は緊張と緩和がすごく重要。
足を肩幅位に開いてつま先立ちをする
手をぶらぶらさせるように脱力する
自律神経が乱れたときに一番まずい事は、疲れ。
小林先生によると心技体ではなく体技心。
体がしっかりしていれば心もついていくと言う。
疲れ撃退法
疲れた時こそ動こう
帰宅したら、疲れていてもすぐ横にならず、ぐっと我慢して掃除機をかけたり、次の日に着る服を用意したりする。
疲れたときは交感神経がものすごい高い状態なので、帰宅後に交感神経が高いのを徐々に落としていくのが大切。
掃除をしたり明日の洋服を選んだりなどをする。そうすることによって最終的に体の調子が戻ってくるという。
運動のクールダウンのようにちょっと動く。
心地よさに敏感になる
猫を買っている人だったら猫を撫でてみたり、家の中にパワースポットを作ったりする。
ため息をつこう!
ため息を吐くと副交感神経の働きが高まる。
鼻から3~4秒吸って、口をすぼめて6~8秒で吐く。
腹式呼吸と胸式呼吸を意識するとそれがストレスになってしまう可能性もあるので、それらは意識しなくてよい。
意識するなら、吐く呼吸に意識を集中する。
漬物
発酵させて作る漬物には乳酸菌が豊富。
1人食べるよりもみんなで話をしながら食べる。
みんなで一緒に食べるとオキシトシンと言う物質が分泌されて、ものすごく幸せな気分になる。
お金をかけなくても簡単にできることばかりなので、できることから1つずつやってみるのが良い。
タッピング
背筋を伸ばして座り、人差し指、中指、薬指の3本で、眉間から顎に向かってやさしく気持ちよく叩く。
叩く時は、指の腹が軽く触れる程度。
緊張した時とか寝る前などに行う。
顔タッピングするのが難しいときには、一定のリズムで足をタッピングしたり、机をタッピングしても良い。
触るか触らないか位の強さで、一定のリズムで行う。
両手クロス首まわし
背筋を伸ばして座り、両手を前に伸ばして交差させる。
手首をロックしたまま、首を時計回りにゆっくり回す。
手首をロックすることで、頸椎に負担がかからず安定する。
3回ゆっくり回したら、反対方向に3回まわす。
ただし、2週間以上不調がついたら、かかりつけの医者などに診てもらう。
自分の場合は、おそらくのんびり型だと思うが、怒りのコントロールができなくなることがある。
タッピングは、小林先生が何度も紹介されているが、顔やひざのタッピングでなく脚のタッピングでも良いなら、立っているときでもできる。
怒りだけでなく、落ち着きたいときにそうならないように、まずは練習してみよう。