10月24日の「ソレダメ!」で、座りながら簡単に腰痛を改善できるという浮き指体操が紹介された。
教えてくれたのは、カサハラフットケア整体の笠原巖先生。
腰痛と浮き指はどんな関係があるのか?
笠原先生によると、歩くとき、靴の中でも指が接地しない指だけ歩きの状態で癖がついてしまった人を、浮き指という。
日本人の3人に1人が浮き指。
浮き指だと、浮いた分だけ重心がかかとに偏るが、その不安定さを体の上部が補ってバランスを取ろうとする。
それが腰だったり、首だったりして、腰や首にズレが起こる。
浮き指を改善すると上半身がズレなくなり、足の踵からの突き上げを膝から下だけで吸収でき、無害化できると言う。
浮き指チェック法(1)
(1)右手をL字にし、親指の腹と足の親指を合わせる
(2)力を抜いた状態で、足の親指を思いっきり押してみる
その時に親指の内側の角度、爪顔の角度が90度以上反ると浮き指。
曲すぎるとよくない。
浮き指チェック法(2)
足の指で鉛筆をつかんでみる。
浮き指の人は、鉛筆がつかめない。
(1)まず親指でつかんでみる
(2)親指で掴むことができたら、今度は親指を使わないでつかんでみる
これは、浮き指がどれくらい改善したかの指針にもなる。
浮き指が完全に改善されれば、足の指で鉛筆が持てるようになる。
左右の足でやってみる。
浮き指体操「ひざしめ屈伸体操」
立つと、ほとんどの人が膝の間が開く。
(1)腰を落として、ひざとひざをくっつける
(2)ひざをつけたまま、ゆっくりと下半身を起こして脚を伸ばす
(3)限界まで体を伸ばし、その姿勢を5秒キープ
これを繰り返す。
これにより、重心が前にくる筋肉が鍛えられる。
朝晩、歯をみがくときに続けると、腰痛だけでなくO脚の改善にもなってくるという。
浮き指体操「親指グー体操」
テレビを見ながら簡単にできるという「親指グー体操」のやりかたは
(1)手の親指と人差し指でL字をつくる
(2)中指・薬指・小指の3本で、足の親指をつかむ
(3)反対の手で足首をしっかり押さえて、足の親指を内側に45度曲げる
この曲げる動作を繰り返す。
足の甲の部分がやわらかくなると、指の運動可動域が広がる。
そうすると、より踏ん張れるようになり、それに比例して体のバランスも良くなる。
【関連記事】
・ガッテン!浮き指に「ひろのば体操」