10月3日の「ガッテン!」で、有酸素運動や筋トレが続かない人向けに考案された血糖値を下げる運動として、超スロースクワットが紹介。
筋肉の量は変わらないが、酸素を消費する白色筋肉を、酸素も脂肪も消費する桃色筋肉に変えるという。
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赤い遅筋と白い速筋
筋肉は大きく分けると、白い筋肉と赤い筋肉。
白い筋肉は速筋と呼ばれるもので、短距離走や重量挙げのような瞬発的に大きな力を出すときに活躍する筋肉。
赤い筋肉は遅筋と呼ばれるもので、持久力の筋肉。長距離を走ったり、立っている姿勢を維持しているときにも使われる。
泳ぎ続けなければならないマグロは赤い筋肉、瞬間的に獲物を捕まえるヒラメは白い筋肉が発達している。
人間の筋肉は、赤い筋肉と白い筋肉がほぼ半々で交じり合っている。
第3の筋肉「桃色筋肉」
超スロースクワットは、筋肉の量を増やす運動ではなく、筋肉の質を白い筋肉から桃色の筋肉に変える。
超スロースクワットを繰り返すと、白い筋肉の筋線維のなかにミトコンドリアが増え、そのため桃色の筋肉に変わる。
ミトコンドリアは、主に酸素を使って脂肪を燃やしてエネルギーを生み出す。
もともと白い筋肉がもっている糖を消費する力と、ミトコンドリアの脂肪を消費するダブルの力がある。
スポンサーリンクピントレ「超スロースクワット」のやりかた
高血圧やひざに痛みのある人は、やる前に必ず医師に相談する。
超スロースクワットのやりかたは
(1)足を肩幅より広めに開き、つま先は30°くらい外へ向ける
(2)両手を前に出し、息を止めないように1,2,3・・・と数えながら、10秒かけてゆっくり腰を下ろす
そのとき、つま先はひざと同じ方向に曲げ、できるならば90度くらいまでしゃがみこむ。
ここで大切なのは、ひざがつま先より前に出ないようにすること。
恥ずかしがらずに、背中を丸めず、手を前にしてお尻を突き出す。
(3)10秒数えたら、その姿勢で2秒我慢してから、すっと立ち上がる
息を止めると血圧に悪影響してしまうので、息を止めないように数をカウントする。
このスクワットを10回繰り返し、3~4分の休憩をはさんでまた10回、さらに休憩をはさんで10回の、合計30回を週2回行う。
バランスが難しい場合は、いすを2つ用意する。
いすに座った状態で、前にもうひとついすを置き、その背もたれを両手で持ってスクワットを行う。
番組内でこのスクワットのやりかたを指導してくれた京都医療センターの松井浩先生は、お酒を飲む前にするという。
そうすると、酔いも早いので安く上がるそう。
人気の居酒屋とかで並んで待っているときにやると、それがきっかけで新たな出会いも生まれたりして?
実際にピントレをやってみましたので、よろしければご参考に。
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