7月18日の「ガッテン!」のテーマは浮き指。
足の指が1本以上浮いていたら、浮き指。
男性で6割、女性で8割が浮き指で、浮き指の人には、ひざ痛・頭痛・肩こり・腰痛の人が多いという。
足を地に着いてバランス良く生活してなければ、体にいろんな影響が及ぼされる。
解説してくれたのは、これまで10万人以上の足型を集めてきた、桜美林大学の阿久根英昭特任教授。
浮き指などなぜ肩こりや腰痛に?
浮き指だと、重心がちょっと後ろに移動する。
そうすると、その倒れかかったものをバランスを取ろうとするので、ちょっと猫背になる。
猫背になったときに重たいのが、約6キロもある頭。
その頭を支えないといけないので、首・肩・腰のあたりに負担がかかる。
それで、筋肉が緊張し血流も悪くなり、頭痛や肩こり・腰痛につながる可能性がある。
自宅でできる浮き指チェック法
(1)自然な状態でまっすぐ立つ
(2)だれかに協力してもらって、足の指の下に名刺ぐらいの熱さの紙をはさんでもらう
足指にちゃんと圧力がかかっていれば、指の下に紙は入らない。
しかし、圧力がかかっていないと、指の下に簡単に紙が入る。
どうして浮き指になってしまうのか?
浮き指になってしまうのは、指を使わないから。
一番重要なのが、靴。
自分の足にあった靴を選ばないでぶかぶかな靴やヒールにすると、浮き指の原因になる。
スポンサーリンク靴をぴったり履くためのチェックポイント
シューフィッターの武田剛さんが、靴をぴったり履くためのポイントを教えてくれた。
・甲の部分に指が入る隙間があると、ぶかぶかな靴
ひもをほどかずに脱ぎ履きできるのは、ぶかぶかな靴を履いているのと一緒。
しっかりひもを結ぶと、うき指予防になるだけでなく、履き心地もぜんぜん違う。
もう一つのチェックポイントは
・つま先の親指の位置
つま先に余裕がありすぎるとぶかぶかに、余裕がないとつま先が当たってしまう。
理想は、かかとをあわせてから、つま先に1~1.5㎝の隙間があるくらい。
浮き指の改善方法
理学療法士の湯浅慶朗さんが、1日5分の簡単体操「ひろのば体操」を教えてくれた。
そのやりかたは
(1)片足を、反対の足の太ももの上にのせる
(2)のせた足の反対側の手のつけ根に、足の指を入れる
(3)足の指を甲のほうに、やさしく5秒間曲げる
(4)反対に、足の裏のほうにも5秒間曲げる
これを15往復をめやすに繰り返す。
足の甲の固まった筋肉がほぐれて、浮き指が改善するという。
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