5月10日のNHK「ニュースシブ5時」後悔さんに学べのコーナーは、姿勢について。
姿勢について後悔しているというのは、アナウンサーの三宅民夫さん。
正しいと思ってやっていた姿勢が、首に異変をもたらしていたという。
解説してくれたのは、安岡整形外科脳外科クリニック安岡正蔵先生。
症状
悪い姿勢によって現れた症状は、まず左腕のしびれ。
それが悪化して、自転車のハンドルをにぎる感覚も無くなってしまったという。
物を持っても、持つことはできるが、持っている感じがしないとも。
原因は首
左腕のしびれの原因は、首。
病名は、変形性頚椎症と、それによる頚椎症性神経根症。
首の骨が変形してトゲのようになり神経を圧迫し、しびれや痛みを引きおこす。
この病気は、大多数の中高年の肩こりを引き起こしている病気でもあり、進行すれば足に症状が現れることもある。
間違っていた姿勢の正し方とは?
猫背を直すために、鏡に映る自分をみて背筋を伸ばすことを意識していたというが、それが間違っていたという。
どこが間違っていたかというと、首。
背筋をまっすぐに伸ばしても、首が体の軸より前に出てしまっていると、頸椎の大きな負担は変わらない。
スポンサーリンク正しい姿勢をマスターする「壁テスト」
正しい健康的な姿勢をマスターして、日々実行することが重要。
そのための方法として紹介されたのが、壁テスト。
そのやりかたは
(1)かかとを壁につける
中高年の場合は、かかとは5センチから8センチくらい壁から離れていてもよい。
(2)ふくらはぎも壁につける
(3)お尻も壁につける
(4)肩甲骨も壁につける
(5)最後に、頭も壁につける
少しあごを引いた感じで、頭も壁につける。
(6)そのままの姿勢で、壁から離れて1分間歩く
(7)もとに戻って、もう一度姿勢をチェックする
毎日3分間を10日間行うと、かなり慣れてくる。
座っているときも首に負担がかかる
座っているときも、身を乗り出す前のめりの姿勢は、首に負担をかける。
頸椎は頭の重さ約5キロを支えているが、ちょっと前に出ると10キロ、さらに前に出ると20キロ分の負担が頸椎にかかってしまうという。
スマホを持っているときは、反対の手でスマホをもっているほうのひじを支えて、スマホを目線の高さ近くに上げる。
パソコンの場合は、モニター画面を少し高くしたりする。
ノートパソコンの場合は、台を置いてその上にパソコンを置く。
正しい座り姿勢は腰を丸めない
正しい座り姿勢のポイントは、腰を丸めないこと。
腰と背もたれの間に、バスタオルを丸めたものや小さなクッションを挟み、背中で軽く押す。
仕事上この姿勢を続けることができない場合は、思い出したときだけでもすると良いそう。
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[…] NHKのニュースシブ5時で猫背の事が扱われていました。 […]