体を動かさないでいると、血行が悪くなって筋肉が硬くなり、痛みを感じ、そしてさらに体を動かさなくなるという悪循環に陥ることに。
体が硬いと怪我をしやすくなったり、腰痛や肩こり、あるいは疲れやすくなったりもする。
4月25日の「ごごナマ」に、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんが登場。
『硬くても大丈夫!オススメ柔軟ストレッチ』と題して、家庭でもできるストレッチを紹介してくれた。
昨年Eテレで放送されていた「柔軟講座」からの抜粋ではあるが、すっかり忘れていたりもするので、改めて確認しておこう。
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・ごごナマ 7/3 ふくらはぎのストレッチ 首のストレッチ
なぜ前屈ができないのか?
立位体前屈ができない人は、お尻と太ももの裏の筋肉が硬い。
両方が硬い人も、どちらかが硬い人もいる。
硬いまま頑張ってしまうと、じん帯に負担がかかり腰痛を引き落としたりする。
お尻・ふとももの裏の柔軟性のチェック
まず、あぐらをかくようにして座り、ふくらはぎを両手で持ち上げることで、お尻の柔軟性をチェック。
ふとももの裏の筋肉の柔軟性は、ひざを立てて仰向けになり、片脚を抱えてまっすぐ伸ばすことでチェック。
どちらかの柔軟性が適度で、一方が硬い場合は、前屈ができない原因となっている硬くなっている筋肉を判別しやすくなる。
詳しくは、知っトクらいふの<柔軟講座> あなたの体は本当に硬い?(NHK公式ホームページ)へ。
柔らかすぎるのも良くない?
柔軟不足な人もいる一方で、過度な柔軟性がある人もいるが、柔らかければ柔らかいほど良いというわけでもない。
じん帯で骨と骨がつながれているが、じん帯だけでは関節は支えられないので、まわりに筋肉がついて、関節を安定させている。
筋肉の柔軟性が過剰になってしまうと、じん帯が伸ばされて緩んでしまったりする。
適度な柔軟性のある筋肉をしっかりつけて、柔軟性が上がりすぎないようにすることで、関節が安定する。
柔らかすぎる人は、ストレッチではなく、筋力トレーニングが必要とのこと。
ストレッチに年齢は関係ない
筋肉はゴムのように伸びたり縮んだりするのではないので、ビヨーンビヨーンとは伸びない。
ロープとおなじで、柔軟性のある人はロープの長さがながい、すなわち、筋肉の長さがながい。
筋肉は、筋節つながっているが、この筋節が増えていくと筋肉の長さがながくなる。
毎日ストレッチをして、筋肉を伸ばすということを脳に伝えることで、細胞分裂が起きて筋節が増え、筋肉が長くなるという。
60歳になっても70歳になっても、筋肉を伸ばす脳に教え続けると、だれでも筋節を増やせるし、やらなければ、逆に筋節は減ってくる。
番組の後半では、肩まわりの筋肉のストレッチも紹介された。
肩甲骨まわり、なかなかやわらかくならないが、ランスマでは肩甲骨の動きと骨盤の動きは連動するとも言っていたし、呼吸も深くできそうなので、再度肩まわりのストレッチだけでも再開しよう。