10月31日の「林修の今でしょ!講座」は、『100歳でも元気に歩く!7つの秘密 勝手に筋肉貯金が貯まる方法』と題して、筋肉貯金がテーマ。
健康長寿にアンケートを取った結果を、食事、体重、座りかた、歩き方、運動にわけて、筋肉を知り尽くした専門家が解説してくれた。
【関連記事】
・今でしょ!講座 勝手に筋肉貯金がたまる大股歩き
筋肉貯金とは
筋肉は年とともに減っていくので、今のうちに筋肉を増やしておこうという考え。
ちょっといたことで躓いてしまう人などは、筋肉貯金が減っている。
筋肉貯金チェック
いすから片足で立ち上がれるかをチェックする。
前かがみになって、片足に体重をのせ、反動をつけずに片脚で立ち上がる。
健康長寿が良く食べているものは?
健康長寿1000人に聞いた、良く食べているものは、3位魚、2位大豆製品を抑えて、1位が肉。
これら3つの共通点はタンパク質。
近畿大学の谷本道哉先生によると、タンパク質は筋肉の材料となり、また筋肉の合成を促す。
肉などのタンパク質とご飯と合わせて摂ると、筋肉の合成が2倍になる。
肉100gになり、ご飯1杯くらいが目安。
糖質は吸収が速いので、野菜を先に食べたり、牛乳を先に飲むとよい。
スポンサーリンク正しい姿勢1分は腹筋15回分
筋肉と姿勢の関係について解説してくたのは、中村格子先生。
正しい姿勢で1分間座ると、腹筋15回分になるという。
しかし、正しい姿勢をしていないと、肩こりや腰痛だけではなく、圧迫骨折などの原因にも。
健康長寿のひとは、背もたれに寄りかからないで座っている人が多い。
正しい座りかたは、腹直筋や腹横筋が鍛えられる。この2つの筋肉を鍛えると体が安定する。
座りかたワースト3位 頭を肩より前に出して座っている
頭を肩より前に出して座っていると、肩こりや首に傷みが出たりする。
首はもともとボウリングの玉1個分を支えている。
携帯電話操作時のように首の角度が60度になると、およそ27キロを首だけで支えることになってしまう。
座りかたワースト2位 背もたれに寄りかかる
背もたれに寄りかかる人には、腰痛の人が多い。
リクライニングしているような状態で、睡眠中とほぼ同じカロリー消費量で、どこも緊張していないので、どんどん筋肉が衰えていく。
筋肉が衰えると、背骨に負担がかかり腰痛につながるという。
座りかたワースト1位 背もたれに寄りかかり頭を肩より前に出す
この座りかただと、首も腰も両方を傷めてしまう可能性がある。
骨盤が後傾で首が前のめりになるので、ひざを伸ばして歩くことが難しくなり、ひざ痛の原因にもなる。
正しい座りかた
(1)座骨の上に均等に体重を乗せ、真ん中に頭の中心がくるように座る
(2)横から見て、耳、肩、お腹、坐骨が一直線になるように座る。
鼻から空気を吸って一番空気が入る姿勢。
座ったまま下半身を鍛える筋肉貯金体操
歩くときに足を動かす腸腰筋を鍛える、筋肉貯金体操が紹介。
そのやりかたは
(1)いすに正しい姿勢で座り、足は肩幅に開く
(2)上半身を動かさずに少しだけ足を上げる
足を上げるときに息を吐く
(3)左右10回ずつ行う。
上半身は動かさずに行う。
【関連記事】
・【まとめ】腸腰筋のトレーニング