田村亮さんが、夏に行われる北海道マラソンに挑戦。
9月23日の「ランスマ」では、暑熱順化トレーニングなどの暑さ対策が紹介された。
暑熱順化
暑熱順化とは、暑さに耐える30分以上のトレーニングを2~3週間連続して行い、体を暑さにならすこと。
その目的は、汗が早めに出るようになって、体温ができるだけ上がらないようにすること。
また、汗の中には電解質・ミネラルが含まれ、これが濃く出てしまうと体が動かなくなるが、汗のかきかたが変わると、濃度が薄くなり体に残りやすくなるという。
市民ランナー向け暑熱順化トレーニング
番組では消防署のトレーニングの様子も放送されたが、日本体育大学の杉田正明先生考案の市民ランナー向けのトレーニングは
・1回あたり30分~1時間、日中に走ること
・それを、最低でも5日間連続で行うこと
走ったあとは、10分以内に糖質70gとタンパク質20gを摂るのが、杉田先生のおすすめ。
10分以内に摂ると、血のめぐりがよくなり、発汗機能がよくなるのだそう。
金哲彦さんの提案で、ウェアも通気性のよいものにし、日よけキャップやサングラスも。
走る前に5分間氷水で手を冷やす
人間の身体で、熱が出入りする一番いい部位は、手のひら・足の裏・顔。
動脈と静脈が混ざり合う動静脈ふん合という場所で、車のラジエーターに相当する。
あらかじめ手のひらを冷やして、体の内部から体温をさげておくことで、暑さ対策になるという。
暑熱順化トレーニングは、体質改善トレーニングらしく秋に行ってもよいということだが、来年の夏の士別などの大会の前にでも5日間連続に挑戦してみよう。