8月10日の「ヒルナンデス!」で、寺田心くんが逆上がりに挑戦。
逆上がりができずバカにされた記憶がよみがえるが、逆上がりができるようになるには3つのポイントがあるという。
教えてくれたのは、レックススポーツキッズの伊藤俊一先生。
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逆上がり3つのポイント
一般的に、逆上がりに必要な要素は次の3つ。
(1)回転感覚
(2)蹴り上げ脚の勢い
(3)鉄棒を引きつける腕力
家でもできる逆上がりのトレーニングが紹介された。
回転感覚を養うトレーニング「後転」
回転感覚を養うトレーニングが、マット運動の後転、すなわち後ろへのでんぐり返し。
鉄棒でぐるっと回るのは、マットの上でできないと、鉄棒を握ってもできない。
逆上がりができない理由の一つが、後ろに回る恐怖心。
マットで後転することで、恐怖心を取り除くという。
後転するときのポイントは、背中を丸めること。
おへそを見るようにして背中を丸め、両手をついて後転する。
まっすぐ後ろに回れているかにも意識し、繰り返し行い回転感覚を体が覚えるまで行う。
蹴り上げ脚のトレーニング
続いて、蹴り上げるキックの勢いをつけるトレーニングが紹介。そのやりかたは
(1)仰向けで、テーブルのような姿勢をとる
(2)(左右1回ずつ)2回キックして蹴り上げる
頭の上を蹴るイメージで行う。
こうすることで、逆上がりのときの蹴りだした力が、前ではなく上に向く。
あまり脚が上がらなかったり、蹴りだしたときにお尻が落ちてしまう場合は、ボールなどの目標を狙うとより高く蹴り上げられる。
引き付ける腕力のトレーニング「りんごになる」
鉄棒を引き付ける腕力のトレーニングは、りんごのようになって鉄棒にぶら下がること。
体を丸め、5秒間鉄棒を引き付ける。
おでこが鉄棒にくっつくようにする。
引き付ける腕力チェック「ナマケモノ」
心君が50メートル走と鉄棒の両方にリベンジを果たした8月24日の「ヒルナンデス!」では、鉄棒を引き付ける力を鍛えるのにナマケモノというトレーニングが紹介。
(1)ナマケモノのように鉄棒にぶら下がり、腕の力だけで額を鉄棒に3回つける
3回できなければ逆上がり成功は難しいとのことなので、逆に3回を目標にすれば、引き付ける腕力のトレーニングにも確認にもなりそう。
棒切れを使って引き付け力の練習
もう一種類、鉄棒の引き付ける力のトレーニング方法が紹介。
鉄棒と同じ太さの棒を用意し、2人で引っ張り合う。
体全体で引っ張るのではなく、グッとひじを曲げて引っ張る。
単純だが、引っ張り合うだけで引き付ける腕力が養われるという。
毎日5秒3セットを続けると、鉄棒に必要な瞬間的に引き付ける腕力が身につくそう。
タオルをつかった実践的練習
最後に、一人でも回れるという自信と感覚をつけるための、タオルをつかった練習方法が紹介。
そのやりかたは
(1)タオルを鉄棒に巻き付けて左手で握る
(2)腰の後ろを通して鉄棒へ
(3)鉄棒に巻き付けたら右手で握る
このとき、おなかと鉄棒の間に、拳一つ分のスペースを作る
ここでも、蹴り上げる目標としてボールを使ってもよい。
逆上がりできなくても、どうやったらできるようになるのかなんてさっぱりわからなかった。
心くんは今回は上手くいかず、次回に向けて特訓しているが、同じように練習すれば3つの項目をクリアする前に逆上がりができてしまうかもしれない。
運動できないといじめられる対象にもなりがちだが、ひとつできるとその自信は計り知れない。
夏休みの自由研究としてもまだまだ可能なので、何度も失敗しながらもチャレンジしてみてほしい。
というか、自分が小学生のときに知りたかったなぁ。