NHK Eテレ「まる得マガジン」の新シリーズ「”熱トレ”で健康的にシェイプアップ!」の第1回は呼吸法について。
熱トレとは、熱エネルギーを作り出す機能を高めるトレーニングのこと。
健康で引き締まった身体を作るには、ただ食事を減らすのではなく、運動して良い食事をとり筋肉をつけエネルギー代謝を上げることが大切。
スポーツドクターの中村格子先生が、熱トレの基本となる正しい呼吸法を教えてくれた。
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寝て呼吸する
筋肉の燃焼効率を上げるには、呼吸によってたっぷり酸素を補給することが大切。
まず、仰向けに寝た状態での呼吸法から。
そのやりかたは
(1)仰向けに寝て、全身の力を抜く
(2)腰が反りすぎないように注意し、片手を胸、もう片手をおなかにのせる
(3)軽く目を閉じリラックスしながら、鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐く
吸ったときには、胸とおなかが膨らんで両手が遠くなり
吐いたときには、胸とおなかがへこんで両手が近くなる
(4)これを繰り返し、徐々に呼吸を深めていく
座って呼吸する
続いて、いすに座ったときの呼吸のしかた。
重要なのは正しい姿勢で行うこと。背中が丸まり、肩と首が前に出た猫背姿勢だと、胸が縮こまり横隔膜の動きが妨げられるので深い呼吸ができない。
(1)座骨の上に骨盤と背筋がまっすぐのり、背筋がピンと伸びた状態にする
(2)両足をしっかり床におき、両手を肋骨の脇にそえる
(3)鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐く
(4)肋骨が前後左右に大きく膨らむのを感じながら、深い呼吸を繰り返す
熱トレは食事も大事
太ったなと思ったら多くの人は食べる量を減らしたり、野菜だけを摂ろうとしたりするが、これでは筋肉の材料となるタンパク質が不足して、代謝の良い体を作ることができなくなる。
しっかり食べて、燃焼効率のよい体をつくる。
そのとき守らなければならないという3つのポイントは
・必ず朝食を摂り、炭水化物・ビタミンを摂取する・・・一日の代謝のスイッチをオンにする。
・タンパク質をしっかり補う・・・肉や魚に含まれるたんぱく質は、筋肉を作り代謝をアップさせる。
・規則正しく食べる・・・食事が不規則になると、体は飢餓状態に備えて脂肪をため込もうとする。