NHK きょうの健康「体操満載!肩こり・肩の痛み対策」の4日目は、スマホ姿勢となで肩による障害について。
解説してくれたのは、愛知医科大学特任教授の岩堀裕介先生。
・きょうの健康 肩こり 原因と解消法 姿勢をよくする手順・肩こりをほぐす体操
スマホ巻き肩
スマホは小さな画面や文字を見続けるため、どうしても前のめりになって、背中が丸くなったり猫背になる。
これを、「スマホ姿勢」や「スマホ巻き肩」というが、肩をはじめ体に悪い影響を与える。
頭と肩、腕が体の前側に出た状態になると、4~6キロの片腕、5kg前後の頭を引き上げ両肩を引き寄せるために僧帽筋や肩甲挙筋などに負担がかかる。
骨盤が後傾しひざが曲がることも多く、背中側の筋肉や太もも前の筋肉に負担になり、肩こりだけでなくひざや腰が痛くなったりということも起こる。
スマホ姿勢改善体操(胸郭を開く)
(1)下にした左腕を90度前に出した状態で、横向きに寝る
(2)右手を動かして、左手のてのひらと合わせる
ひざと股関節は軽く曲げ、ひざとひざはくっつける。
(3)右の手を左腕に沿わせて、だんだん後ろにずらしていく
(4)胸に沿わせるようにゆっくり腕を伸ばし3秒保つ
可能な人は、右腕が床に着くまで伸ばす。
(5)ゆっくり元の(2)の姿勢に戻す
これを繰り返す。
かたくなっている胸の骨格を広げることが目的。
スマホ姿勢改善体操(背骨の動きを良くする)
(1)両ひざを立てて、仰向けに寝て、両手を胸の上に置く
(2)背中についたシールをはがすような感覚で、尾てい骨側から背中にかけて体をゆっくり持ち上げる
(3)持ち上げきったた状態で3秒保ち、シールを床に貼るようにゆっくり、頭側から元の姿勢に戻す
背骨の動きを良くし、腹筋と背筋を鍛える。
こちらは体幹トレーニングにもなるというので、さっそくやってみよう。
【関連記事】
・ZERO 11/15 スマホ巻き肩の症状とかたまった肩の筋肉を伸ばす体操
・ゲンキの時間 2/5 巻き肩解消に、小胸筋をほぐす腕プラ体操、肩甲骨を広げる呼吸筋ストレッチ