2月28日の「ありえへん∞世界SP」の、『体の不思議に迫る ホンマや新常識』で、体がそうなることはなんとなく知っていたが、なぜそうなるのか知らなかったことが連続して紹介された。
何かに役立つということは考えにくいけども、この機会にしっかり覚えておきたい。
・フィットネスジムもAI! 1回20分で効率よくトレーニングできる「エクササイズコーチ」
座っている人のおでこに指一本当てると立てなくなる
すわった屈強な男性に対し、か弱い女性が男性のおでこを指一本で押さえると確かに立てなくなる。
レスリングの浜口京子さんでも、指一本でおでこを押さえると立てなくなった。
なぜ立ち上がれなくなるのか?
土田メディカルクリニックの土田隆院長によると、人間は立ち上がるときに、重心をかかとの上まで持っていく必要がある。
そのために、体を1回前に倒さないと立つことができない。
頭をかかとの上まで持っていき、バランスをとって立ち上がる。
おでこを抑えられてしまうと、頭をかかとの上に持ってくることができないので、立ち上がれなくなる。
言われてみれば「なんだ~」という感じで大したことではないが、すっきりした。
スポンサーリンクハンガーで首がまわる
もう一つは、針金のハンガーを帽子のようにかぶるように頭にかけると、勝手に首が回ってしまうこと。
これもどこかで見たことはあるが、その理由を川崎市立多摩病院の堀内正浩先生が教えてくれた。
首を支えている筋肉が緩むから
これは、ハンガー反射と言われる現象で、首の筋肉は重い頭を支えるため、普段は力が入って伸びている。
ハンガーでこめかみを刺激すると、刺激した側の首の筋肉が緩み、無意識のうちに刺激した側に首が回るという。
それだけ、首の筋肉はいつも緊張しているということか。
このハンガー反射を利用した肩こり解消法もあるようだが、あまり負担がかからないように、普段から自然なよい姿勢でいるようにしよう。