Eテレ「まる得マガジン」はじめてのマインドフルネス。
第6回は、呼吸に意識を集中させて現実を感じ取る「呼吸ストレッチ」
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集中したいときに呼吸ストレッチ
ひとつ何か考え始めるとどんどん考えていってしまって、今ここにいられなくなってしまう。
呼吸をしている自分の身体に注意を向け続ける「呼吸ストレッチ」を練習をすることによって、今ここに留まれるようにしていき、それによって集中力も続くようになり、視野も広がってくる。
呼吸ストレッチのやりかた
(1)背筋を伸ばし、楽な姿勢で座る
(2)肩の力を抜き、両肩のラインをまっすぐにする
手はふとももの上でも、おなかの前で組んでもよい。
(3)姿勢が調ったら、目を閉じて自然に呼吸をする
リズムを気にしたり深く呼吸したりせず、自然に呼吸する。
このとき、おなかや胸が膨らむのを感じながら「膨らみ、膨らみ」と心の中で実況する。息を吐くときは「縮み、縮み」と実況する。
雑念が出てきたときは?
慣れないうちは雑念がすごく多くなるが、そういうときは「あ~、しまった。イカン、イカン」とか思わない。
(4)雑念が出てきたことに気づいたら、「雑念、雑念」と自分に声をかける
(5)そして「戻ります」と唱えて、呼吸に注意を戻す
雑念が出てくることは自然なことで、むしろ、その全体の、呼吸している体にも雑念が浮かんでくることにも、そこからまた体のほうに戻せることにも気付いているということが大事という。
こういうふうに、いろんなことに気づいていると視野が広がっていく。
歩きながらでもできる
呼吸ストレッチは、歩きながらでもできる。
吸う息で3歩歩いているならば、歩きながら「1、2、3」と数え、吐く息でも「1、2、3」と数える。
呼吸に合わせて、数える速さを変えていく。そうすると、呼吸にあわせて身体が動いている感じがつかみやすくなる。
ドローインと同じでどこでもできそう。気がついたときに、うまくいかなくてもかまわないのでどんどん試してみよう。
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