12月2日のNHK BS の「our SPORTS!(アワースポーツ) サプライズ先生がゆく!」に女子マラソンの五輪メダリスト有森裕子さんが登場。
走っているランナーにサプライズでアドバイスをしていた。
早歩きしてから競歩のように走る
ちゃんとした走り方がわからないという女性には、早歩きから競歩みたいに走りだすとアドバイス。
ペタペタするなと思いながらも、特にだれにも聞くことなかったという。
たしかに、なかなか聞きにくいよなぁ。
ひざが不安な人に跳ねずにペタペタ
続いて、過去にひざを手術した男性に、痛めたひざに負担がかからない走りかたを指導。
バネの効いた、上に飛ぶような走りではなく、歩幅をせまくしてとにかく跳ねないでペタペタペタペタ、トコトコトコトコ走る。
ストライドではなく、ピッチで走るとひざに負荷がかからないと指導。
「あと5キロか」よりも「37キロ来た」
2年前に走り始めて今ではフルマラソンも走るというママさんランナーは精神的な質問。
苦しいときに何を考えて走ればよいのか?
逆算で「あと5キロ」とか、そういうことしか考えられないという。
有森さんは、そのあと5キロの考え方を「もう37キロ来た!」と思えばよいと。
気の持ちかたひとつでパワー回復
考えは体の細胞にも響くと、有森さん。
あと5キロあると思うか、37キロも走ってこれたんだと思うかでメンタルの疲れを変えるのだという。
どれくらいのストライドで、またどれくらいのピッチで走るか。この反比例というか対極にあるストライドとピッチを現実にどう落とし込んでいくかが個人的には常に課題。
北海道名寄市のひまわりリレーランで、有森さんには、肩の力を抜いてとアドバイスいただいたのを覚えている。
肩甲骨を後ろに引くほうが息を吸える量が増えるので、特にピッチ双方で呼吸を楽にするために意識して肩をうしろに引くようにしていたことが影響していたのかもしれない。
自分の走りかたって映像で見ることはまずないので、どんな走りか確認するのはむずかしいが、信頼できる人かだれかに、自分のほうからすこしずつでも遠慮せずに聞いてみようと改めてそう思う。

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有森裕子 マガジンハウス発行年月:2009年06月 予約締切日:2009年06月18日 ページ数:207p サイズ:単行本 ISBN:9784838719884 有森裕子(アリモリユウコ) 1966年岡山県生まれ。就実高校、日本体育大学を卒業し、1989年(株)リクルート入社。1990年大阪国際女子マラソン(6位)で、初マラソン日本最高記録。1991年大阪国際女子マラソン(2位)で、日本最高記録。1992年バルセロナオリンピックで銀メダル、1996年アトランタオリンピックで銅メダルを獲得。1998年NPO「ハート・オブ・ゴールド」を設立、代表就任。
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