11月12日のTBS系サタデープラスのテレビ生健康診断は、「デブ、早死に、認知症!? 歩き方でわかる病のリスク」
ほとんどの人の歩き方が間違っているという。間違った歩き方はいろんな病につながる可能性がある。
解説してくれるのは、健康運動指導士・黒田恵美子先生と東京都健康長寿医療センター研究所・青柳幸利先生。
歩き方は健康の鏡
27年間でのべ3万人に歩き方の指導をしてきた黒田先生によると、歩き方を見るとだいたい健康度がわかる。
歩き方は健康の鏡。
理想の歩き方ができているのは、100人いたら2~3人くらいという。
ガニ股歩きは尿もれのリスク
膝が外をむいて歩くガニ股歩きは、股関節周りの筋肉をうまく使えていないため、弱っていく。
体の奥の筋肉は内臓を支えていて、尿もれを押さえるための筋肉にも影響を与えるのだという。
内股歩きは寝たきりのリスク
日本人女性に一番多い内股歩きは、O脚の人に多い。
そのまま歩いていると、膝が変形し、高齢になると寝たきりになる可能性もあるという。
スポンサーリンクガニ股、内股カンタンチェック
(1)両足を平行にして、足の間に握りこぶし一つ分開ける
(2)握りこぶしをひざの間に入れて少し屈伸したときに、握りこぶしが押されると内股、握りこぶしからひざが離れるとガニ股
モンローウォークは転倒のリスク
意識的に一直線歩きをしようとすると、内側に寄せた分だけ体幹が弱いから腰が横に振れることになったり、膝に無理がかかったりする。
横方向に踏ん張ることができずに、転倒しやすくなるという。
チョコチョコ歩きはデブのリスク
チョコチョコ歩きをすると、背中が丸まり、腕の振りが小さくなり、歩幅がせまくなり、筋肉をあまり使わなくなるので筋肉が衰えていく。
筋肉が衰えると基礎代謝が落ち、その結果太りやすくなる。
手を後ろに振る
悪い歩きグセを直すコツとして黒田先生が1つだけ覚えたらよいと教えてくれたのは、手を後ろに振ること。
後ろ後ろと手を振ると、重心が前に出てくるので、速く歩けるし、歩幅も広くなり、後ろ足も伸ばせるようになる。
手を振るときにまっすぐに振ると、脚の出方もまっすぐになってくる。
タオルをもって手を振ったときに、タオルがまっすぐに振れて視界に入るように手を振れるとよい。
1日1万歩以上歩くと早死にする!?
歩けば歩くほど健康になるのは間違い。
青柳先生によると、1日に1万歩以上あるくと貧血になったりすることもある。
足の裏の血管を通る赤血球を、踏みつぶして壊してしまうのだそう。
マラソンランナーには、貧血で悩む選手の多いのだと。
また、血管は普段から血液に含まれるさまざまな物質によって傷つけられている。
若いうちはそれをすぐに修繕できるが、年を重ねるごとに修繕能力もおちて修繕が間に合わないのに運動によって血流があがる状態が続くと、血管は自らを守り硬くなって動脈硬化に発展する恐れもある。
1日8000歩で20分早歩き
群馬県中之条町で65歳以上の町民5000人の生活調査を15年間実施した結果によると、1日8千歩で、そのうち20分を早歩きにするのが理想的。
早歩きの代わりに、階段の昇降、ボウリング、風呂掃除、ペットの散歩、つま先立ちなどもよい。

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1日1万歩論は、もう捨てなさい!世界初! 5000人、10年以上の追跡調査だからわかった本当に身体にいい「ウォーキング」とは。NHK「あさイチ」「おはよう日本」「ためしてガッテン」で紹介され、話題騒然!!世界から注目を浴びる「奇跡の研究」が明らかにした「歩き方の黄金律」・「日本人の3人に1人が寝たきり」になる時代。健康のために、「ウォーキング」を始める人は4000万人いるといわれている。しかし、これまで「体によい」とされてきた歩き方の常識が、実は病気の引き金を引くものだったとしたら……
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運動強度を表す単位メッツ
早歩きやそれに代わる動きを行うときに意識しておくと便利な単位が、運動強度を表すメッツ。
安静時は1メッツ、早歩きが3~4メッツ。
この単位を意識していると、早歩き20分に相当する活動をしやすくなりそう。番組では運動量計が使われていたが、メッツ(METs)表を見ると、日々のいろんな生活場面で、3~4メッツに相当するものがみつかって便利だ。
青信号で渡りきれないと認知症のリスク
1秒間に80センチ。横断歩道は基本的に秒速1メートルで歩ききる時間に設定されている。
信号が変わってから横断歩道を歩き始めて渡りきれない場合は、経度認知障害の疑いがある。
ウォーキングするのに一番適した時間帯は?
ウォーキングに一番適した時間帯は、夕方。
夕方は、一日で一番体温が上がり、また、この時間帯に運動をすると、睡眠が深くなる。
一直線上を走るように意識して走ったり、歩いたりしていたが、体幹をもっと鍛えないと転倒リスクが高まるのか?
いずれにせよ、やはりうしろに手を引くのが大切なのは間違いない。