11月1日の「この差って何ですか?」で、唇が乾燥しやすい人と乾燥しにくい人の差が紹介。
カサカサになったりヒビ割れしたり、唇の乾燥に悩む人も多いが、一方でほとんどケアしなくても乾燥しない人もいる。
唇が乾燥する原因には、アレルギー体質や栄養バランス、紫外線があるが、もうひとつ意外な原因がある。
解説してくれるのは、鶴見大学歯学部の斎藤一郎先生。
口呼吸か鼻呼吸かの差
斎藤先生によると、もうひとつの原因は、口で呼吸をしているか鼻で呼吸をしているか。
口呼吸のほうが、唇は乾きやすい。
唇の水分は唾液で補っている。鼻を使わずに口で息をすると口の中が乾燥し唾液も減るので、水分を補えなくなる。
口から息をすると唾液が蒸発してしまうが、口の中にいる常在菌が乾燥すると増えて唇につくと、唇が炎症を起こし、ヒビ割れや皮が剥がれたりする。
口臭や虫歯、風邪・アレルギーの原因にも
寝ている間に、適度な温度と湿度で口臭の原因になるのが細菌。
細菌が増えて死んだ臭い(ってどんな臭い?)がしたり、朝起きてネバネバしたりする。
さらに、風邪をひきやすかったり、アレルギーを起こしやすかったり、虫歯や歯周病になりやすい。
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口呼吸を直すにはどうすればよいか?
口の周りの筋肉を鍛えることで、 口呼吸を鼻呼吸に改善しようという運動が「イーウーオーウー体操」
(1)左右の口角を斜め後方に引き上げてイーと発音
(2)上下の唇を寄せてウーと発音
(3)上唇で上前歯を覆うようにオーと発音(これがちょっとむずかしい)
(4)また、上下の唇を寄せてウーと発音
1セット5回を1日に2回行う。
こういうトレーニングだけでなく、話をしたり、ガムを噛んだり、歌をうたったり、口をつかった行為を行うのが大事と斎藤先生。
これから風邪の引きやすい季節になるし、そうでなくても鼻呼吸は大切。そして治らないのではないから、やってみる価値はとても高い。
イーウーオーウー体操のほかにも、あいうべ体操や、鼻歌をうたいながら何かをする「ながら鼻歌」という方法もある。
これをきっかけに、冬の乾燥くちびるともさまざまな病気の元になる口呼吸ともおさらばしませんか!
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