2月3日のTV東京系「ソレダメ!」で、風邪のときの対処法が正しいかどうかをチェック。
ソレダメかソレマルか判定されたのは、次の3つ。
・熱を下げるために「汗をかく」
・熱がある時に「アイスクリーム」を食べる
・風邪をひいた時に「温かいお酒」を飲む
解説してくれたのは、芝大門いまづクリニック院長・今津嘉宏医師。
熱を下げるために「汗をかく」のはダメ
人間は、自然の力で熱を上げて、風邪の原因をやっつけている。
熱を下げるために汗をかくのではなく、汗をかくぐらいまで体温を上げるのが大切。
40℃近くになると、風邪の原因であるウイルスは死んでしまう。
体温を上げるほど、ウイルスをやっつけることができるだけでなく、白血球も免疫の力も活性化するので、体温を上げると免疫力も上がってウイルスをやっつけられる。
汗をかいたら、すぐ着替える
汗をかいたら体が冷えるので、体温を維持するためにすぐ着替える。
熱がある時に「アイスクリーム」を食べてはダメ
アイスクリームの通り道は、口から食道、胃、小腸というように体の真ん中。
アイスを食べると、魔法瓶の真ん中に氷を入れたように、体を簡単に冷やしてしまう。
熱と戦っている体にとっては楽になるが、体温が下がる原因になるので、熱が上がり調子のたきにはダメ。
ただし、栄養補給には好都合なので、治りかけの熱が下がってきたときに食べるのはマル。
風邪をひいた時に「温かいお酒」を飲むはマル
アルプスで遭難したときに、セントバーナードの首輪にお酒を入れた樽がついている。
お酒は効率よく体を温めてくれ、たまご酒やホットワインなどは、非常に良い。
体をスーッと温めてくれるし、眠気も誘ってくれる。ただし、飲みすぎはダメ。
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