Eテレ「まいにちスクスク」親子でがんばる運動会の第2回は「運動会直前にできること」
子どもが力を発揮できるコツや、親子で一緒に楽しくできる練習方法を、3人の子どものパパでもある順天堂大学の柳谷登志雄先生が教えてくれた。
ちょっとした工夫で子どもの能力を引き出せる
ちょっとした工夫とは、
・靴の選びかたと履き方
・コーナーの走り方
・ゴールまで駆け抜ける
これらに気をつけるだけで、だいぶタイムも変わってくるとのこと。
靴の選びかた・履き方
長持ちするようにと言って大き目の靴を買うのは良くない。
大きい靴だと、力強く蹴ったとしても力が地面に加わらないケースが多い。
きつすぎず、大きすぎずという靴を選ぶのが良い。
靴を履くときは、つま先でコンコンコンとあわせると、かかとがスカスカになってしまい脱げそうになって走りにくい。
靴はかかとをしっかり合わせると脱げにくくなる構造になっているので、かかとであわせる習慣をつける。
コーナーを走る練習
ほとんどの子どもはコーナーを走ったことがないので、楽しくコーナーを走る練習をしておく。
半径2メートルくらいの円を描き、荷造り用のひもをしっぽのように子どもの腰に付ける。
ひもが地面につかないように走り、パパやママは歩いて追いかける。
楽しみながら、だんだん速く回れるようになるとのこと。たしかに、番組では教えなくても自然に体を内側に倒して走る姿が映っていた。
ひもを捕まらないように逃げ切ることで、ゴールを最後まで駆け抜ける力が身に着く。
慣れてきたら、パパやママは小走りで追いかけるが、子どもが楽しく走れるのはギリギリ逃げ切れるくらいの速さ。疲れすぎない程度に、楽しくおいかけっこする。
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運動会が終わったら
1等になったらほめてあげるということはもちろん大切だが、ダメだったとしても頑張ってきたことをほめる。
負けて運動が嫌いになってしまうという経験が残らないように、「負けてしまって悔しいな。次はがんばろう」というふうに思わせてあげることも大事だし、それよりもなによりも「運動って楽しいな。走るって楽しいな」という思いを持たせてあげることが大事。
親子で楽しく目標に向かって練習した経験が、次に生きてくる。
番組のように、グランドに白線で円を描いて練習というのはまず無理だが、近所に噴水でもあればその周りを走ることもできるだろうし、ひもを付けて走るだけなら公園などですぐにでもできそう。