9月25日のTBS系「林先生が驚く初耳学」は2時間スペシャル。
リオ五輪女子レスリングフリースタイル48キロ級金メダリスト登坂絵莉選手からの出題が「女子レスリングは、器具に頼らずにメダルラッシュ」
林先生がわからず初耳学に認定されたが、その理由は体幹の鍛えかたにあるという。
人を背負った坂道ダッシュで体幹強化
ウエイトトレーニングは器具を使うのが一般的だが、女子レスリング日本代表は、人を背負ったり、お姫様だっこして坂道ダッシュを行う。
霊長類最強と言われる吉田沙保里選手は、2人を背負ってダッシュを繰り返すという。
そのほか、番組の映像では、後ろ手で他の人の片足を持って走ったりして、このときは後ろの人はケンケンでついていくことになるので、後ろの人もバランスの練習になりそう。
背負って後ろに走ったりもしているが、背負っている選手は当然きついだろうが、もし転んだらと思ったら背負われているほうも怖そう。
これらの運動によって体幹が鍛えられるという。
バーベルやダンベルは同じ重さなので、持ちやすくバランスもとりやすい。
それに対して、人間は動くので重心も変わり、急に予想外の動きもするので、その都度バランスを取るために体幹が鍛えられる。
もう一つの理由が、握力を鍛えるため。
バーベルなどよりも、人間はつかみづらいので、自然とつかむ力・握力が鍛えられる。
かつて、アニメ「巨人の星」では人を背負ってうさぎ跳びをしていた記憶があるが、最新器具を使ったトレーニングに頼らなくても、工夫次第で、仲間同士で協力しあって体幹を鍛えることができるということを実証しているといえそう。