9月10日のNHK総合テレビ「助けて!きわめびと」は、合気道のきわめびと藤平信一さんが伝授する「争わないチカラ」
ふだんよいと思っている姿勢や呼吸法が実は間違っているというが、どんな姿勢だったら、どういうふうに呼吸すればよいのか?
イライラしてしまうときの「こころを鎮める」方法などが紹介。
合気道の極意は、相手を導いて動かす
「怒りたいときに、怒らず我慢をするストレスが無くなった」
「相手の心の状態を感じとって、いっしょに変わっていく」
争わない武道と言われる合気道の極意は、力に力で対抗するのではなく、相手と一体になって動いて相手を導いて動かすこと。
心を静める
心を静めるために大切なのは、その意識の置き所。
心が静まっているときは、意識は下腹のほうに静まっている。
それに対して、意識が頭のほうにきてしまう瞬間が怒っているとき。意識がかーっと頭のほうにきてしまう。
緊張することを「上がる」というが、そういうときは意識が下腹ではなく、上のほうにきていて、上ずっている感じがある。
音の響きかたで心の状態がわかる
意識が上がっているときは、周囲の音や刺激が余計に響く。
同じ音でも、その音の聞こえ方・響き方で、意識が上がっているのか下腹のほうに下がっているのか、自分の心の状態がわかる。
スポンサーリンク気をつけは良くない姿勢
気をつけは、強そうにみえるが、この姿勢は良くない。
気をつけのように、力みがある姿勢だと、意識は上がりやすい。
心を静めるための姿勢
つま先立ちをして、かかとを静かに下ろす。
これだけで、胸辺りにあった意識がもっと下に下がる。
普段の意識は、心が静まっているときは、下腹でかつ力の入らない場所である「臍下の一点(せいかのいってん)」にある。
そこまで意識が下がっていると、心も静まる。
臍下の一点の場所の確認のしかた
(1)下腹に力を入れる
(2)力が入らない位置を指先で触れて確認
(3)その場所が臍下の一点
心を静める呼吸法
せっかくの深呼吸も、上半身に力がはいると意識が上がってしまう。
合気道流の心を静めるための呼吸法は、
(1)臍下の一点に心を静める
(2)口の形を「あ」にして、静かに息を吐く
吐き終わりはだんだん吐く息が少なくなっていき、静まってくるので、その静かになっていく状態をよく感じ取る。
うまくいかないあとに、あ~っとそのたびに落ち込むのではなく、姿勢と呼吸を整えて心を静める。
完全コピーするのは無理だが、5%でも10%でも真似してみることに価値があるし、呼吸(あっ、瞑想か)は不完全でもやってみると効果があるとケリー・マクゴニカルさんの本にもあったし。