テレビのコマーシャルではないが「足が遅いのは遺伝」とか思ってあきらめていたりするが、走るのは短距離であっても正しい走り方を身につければ速くなるらしい。
YouTube などを検索していると、わかりやすい動画があったのでメモもかねてこちらでも紹介しておきます。
それはベネッセ教育情報サイトの「足がどんどん速くなる!かけっこトレーニング」
第1回から第5回まで分かれていますが、それぞれは短く的確なので1週間に1つずつでも、毎日1つずつでも試してみるといいと思います。
基本姿勢は、きれいでまっすぐな姿勢
第1回は基本姿勢。
速く走るためには、からだをまっすぐにする必要がある。そのためには壁に背中をつけて立ってみる。
(1)頭、お尻、かかとの3カ所が壁につくように立つ
(2)この姿勢ができたら、ゆっくり前へ歩き出す
続いて、壁のないところで姿勢の確認。
(3)顔を上げて背筋をのばし正しい姿勢を作ったら、ゆっくり歩きだす
(4)正しい姿勢の歩きから、そのまま走りだして走りにつなげていく
頭のてっぺんから足の先まで、一本の芯が一直線に通っているようなイメージ。
こうした姿勢を作ることができれば、スタートのときにつま先で地面を蹴って大きな反発力を得ることができる。
最後に、正しい姿勢を保ったまま、靴2足分ずつの前進ジャンプ。
前へすすもうとして頭を前後に振ってしまうと、まっすぐな姿勢が崩れて身体がくの字型に曲がってしまう。また、着地のときにひざが前へでてしまうと、地面からの反発力が吸収され前へ進む距離を伸ばせない。なわとびの練習を思い出して正しい姿勢で、空き缶を踏みつぶすようなイメージで飛ぶ。
後ろまわし縄跳びジャンプ
かかとからではなく、つま先で着地できるように練習する。
まっすぐな姿勢とつま先からの着地を練習するには、後ろ回しなわとび。
前まわしで飛ぶと、前かがみになって姿勢が崩れやすくなる。
背筋をのばした良い姿勢を保ったまま、ゆっくり大きく後ろまわしでジャンプする。
なわとびジャンプができるようになったら、なわとび無しでやってみる。まっすぐな姿勢を保ちながら、腕をしっかり振ってジャップする。着地のときは、ひざを曲げずにつま先から。
二人一組になって、前の人は連続ジャンプ、うしろの人はボールをドリブルするように前の人の肩を強く下へ押す。上から力がかかった状態を作ることで、つま先の反発力を高める。
このとき、かかとが地面についていたり、ひざが曲がっていると、うしろの人の肩を押す力に負けて十分に飛ぶことができない。まっすぐな姿勢を保ったまま、つま先の反発を感じながらジャンプする。
腕振り
手のひらの力を抜いて、からだの横で腕に角度をつけてまっすぐに振る。上半身を動かさずに腕だけを大きく振るようにする。
二人一組になって、一人は前に立ち腕振りをし、もう一人は後ろに立って手のひらをだす。前の人は後ろの人の手のひらにひじを当てるようにして腕振りをする。速く振るのではなく、ゆっくり大きく振るようにする。
第4回はピッチ走、第5回はスタートダッシュについてです。ぜひ、参考にして一つでも二つでも実際に練習してみましょう。