5月10日テレビ東京系で放送の「林修の今でしょ!講座」
ナッツ特集に続いて後半は、「この方法なら続けられる ヤセるジョギング学」
今回の講師は、スポーツ科学の権威・桜井 智野風先生。
効果的に、なおかつ簡単に脂肪を燃やす方法を教えてもらうという授業。ポイントは3つ。
(1)走り方
(2)食事
(3)時間
今すぐできる超簡単な走り方 腕を後ろに大きく振る
ジョギングはもちろん歩くときでもダイエット効果がアップ!今すぐできる超簡単な走り方。
フォームで一番大事なのは、 腕を後ろに大きく振ること。
ダイエットはもちろん、腰痛や肩こりにも効果が期待できるとのこと。
腕を大きく振るときはどうしても前へ大きく振りがちだが、からだにいいのは後ろに引くこと。
(1)強めに後ろに引く。
(2)そうすると、ひざが動きはじめる。
前で腕を振っていると、足は足で動かさなければならないが、後ろに腕を振ると全身の筋肉の協調性がでてきて、背中、腰、お尻、脚とからだの筋肉全体が使える。
無理なく走れるだけでなく、全身の筋肉を使って走っているので消費カロリーも上がりダイエット効果が期待できる。
腕を振ると腰痛や肩こりにも良い
腕を振っていると足が動いて体が自然にねじれ、腰痛にも良い。
さらに、腕を大きく後ろに降ることが肩甲骨を大きく動かすために、肩こり解消にもつながる。
この後ろへの腕振りは、普段の歩くときにも使える。
スポンサーリンク食事はジョギングの前に
ジョギングでさらに脂肪を燃やすために効果的な食事のタイミングは、ジョギングする前に食べる。
なぜなら、空腹では脂肪は燃えないから。
脂肪は、からだに蓄積された燃料。
脂肪を薪にたとえると、薪は自分では燃えない。燃やすためには火をつけるマッチが必要。
このマッチが、ごはんやパンなどの炭水化物に含まれる糖質。
脂肪だけを減らすことは無理。脂肪は糖質があって初めて燃える。
空腹のとき、からだの中の糖質は少なくなっているため、そのままジョギングしてもうまく脂肪を燃やすことはできない。
ジョギング前に食事をすませ、じゅうぶんな糖質を体に蓄えてから走るほうが効果的に脂肪を燃やすことができる。
食べてから1時間か2時間くらいして走る
林修先生から「糖質抜きダイエットをしている人は効果が下がる?」に続き、「食べてすぐ走るのは体に良いのか?」という質問。
食べたあと、糖質が消化吸収されて体にまわる時間、だいたい1時間か2時間くらい時間をおいた後のほうが良い。
バナナは消化によいので、すぐ糖質に変わってくれるので、火をつけやすくして燃料として脂肪をつかってくれる。
もっと効果的なダイエットは、ジョギング前の筋トレ
ダイエットは失敗続きという、佐藤仁美さんから「もっと効果的にダイエットにつながる方法はないですか?」という切実な質問。
ジョギングする前に筋トレするのが効果的。
筋トレをすると、脂肪がうまく使われる準備ができる。
筋トレは短時間に大量のエネルギーを必要とし、脳はそのエネルギーを送り出そうと本来糖質がなければ燃えない脂肪を燃料として燃えるよう変えてしまう。
そのため、筋トレ後にジョギングを行うとより効果的に脂肪を燃やすことができる。
誰でも簡単 ジョギング前の筋力トレーニング
なにをやるかというと、四股。お相撲さんの四股。
(1)大きく足を開き、つま先を外へ向けた状態で、このまま腰を落としていく
(2)しゃがんだあと、立ち上がる
佐藤仁美さんのコメントのように「四股というより、スクワットみたい」な感じ。
手はひざ近くでどこにも触らないが、つらければ物に掴まってもひざに手を置いてもよい。
このトレーニングは、股関節のまわりを良く動かしている。
股関節のまわりを動かすということは、人間の一番大きいももやお尻の筋肉を動かしている。
筋トレはもちろん、走る前の準備運動にもなる。5回ぐらいやる。
集中して走るより休憩して走る
ジョギングでさらに脂肪を燃やすためには、20分集中して走るよりも、休憩をはさんで30分走る。
休憩をはさんでも脂肪は燃え続ける。
厚着をして汗をかいても体重は減らない
ジョギングは水分補給だけだと塩分が足りなくなるので、スポーツドリンクでの水分補給が望ましい。
暑くても無理やり着込んで汗をかくのは、ダイエットに効果なし。
大量に汗をかいても、脂肪が減るダイエットにはつながっていない。
からだの中の水分が出て行っているだけ。水分をとると体重はもどる。
厚着をせずに、すぐに薄着になれるよう軽く羽織る程度がおすすめとのこと。