NHK BS「奇跡のレッスン」最強コーチが導く、飛躍の言葉。
今回の最強コーチは、スペイン人のダビッド・サンズ・リバスさん。
ダビッドさんは、テニスのコーチだが、テニス以外のスポーツにも、スポーツを越えた普段の生活にも活かせること間違いない。
体を鍛えることは心を鍛えること
メンタルはどういう風に鍛えればよいのかという、親御さんに対して、ダビッドさんは、心を鍛えることは、体を鍛えることと連動していると回答。
フィジカルトレーニングは、ほとんどの選手が嫌うが、きびしい練習をやり遂げることで、強い精神力が養われるという。
辛くてもやり抜いたという成功体験が、強い心を生む。
感情コントロールには、明確な目標と忘れるための習慣
テニスは、感情のコントロールを強いられるので、どんなときでも自分の気持ちを安定させなければならない。
簡単にできることではないので、訓練するしかない。
一つは、明確な目的を持つこと。
一時的に感情が乱れても、目的を思い出せば冷静になれる。
もう一つは、嫌な感情を忘れさせてくれる習慣を持つこと。
例えば、ラケットのガットを見るとか、深呼吸を3回するとか、無理やり何かに集中すれば、嫌な感情を断ち切ることができる。
感情は消すものではなくコントロールするもの
テニスをプレーするときに、感情は常につきまとうもの。たとえ怒りの感情だとしても、次に影響しなければ問題ない。
怒ったり、喜んだり、泣いたり、感情を出すのはとてもいいこと。
問題なのは、感情を引きずること。テニスに限らず、日常生活においてもそれは問題になる。
感情は消すものではなく、コントロールするもの。
兄弟対決で、兄にイライラさせられた弟に対し、「楽しむほど相手はイライラするよ、だから笑おう」というアドバイスが、なかなか印象的だった。
スポンサーリンク自分自身と向き合わせる
「とてもいいプレーをしていた。でもね、相手のサーブのときに足を動かすのは正直好きになれないな。すばらしいプレーをしているのだから、自分のテニスをして勝とう」と、イライラさせた兄にアドバイス。
子どもを一人のテニスプレーヤーとして扱い、自分自身の姿と向き合うように促す。
選手が間違ったことをしたとき、自分の姿と客観的に見るよう勧める。
そんな姿は嫌だと誰もが反応するので、変化を起こすために有効な手段。
ミスは上達への一番の近道
つまらないミスから切れかかっている子どもに対しては、「ミスをしたって問題ない。もう過去のことだ。それよりも、これからのポイントに集中しょう」
「一度なら腹を立てても良い。でも、次のポイントを取るために、そこから学んで役立てないといけない」
さらに、守ってほしいこととして、二つアドバイスが続く。
「一つ目は、ボールを投げやりに打つのではなく、練習でやっているのと同じように打つ。テニス選手として成長したいなら、しっかり考えて打たないとダメだ」
「二つ目は、決してラケットを投げつけないこと。コートで起きていることはラケットのせいではない。自分の責任だ」
負けているときでも、粘り強く戦い続けることが、偉大なプレーヤーの証だ。
間違うことは、決して障害にならない。むしろ上達するための、一番の近道。
間違いがきっかけとなって、感情をコントロールできるようになる。
自分に厳しすぎるひとは、悪い成績や失敗を許さないが、間違った経験を次につなげばよい。
感情を上手にコントロールできるようになれば、自分を取り巻く環境も快適なものに変わる。

価格: 2,997円 レビュー評価:0.0 レビュー数:0
(ドキュメンタリー)発売日:2016年12月21日 予約締切日:2016年12月17日 テレビマンユニオン TCEDー3325 JAN:4562474180399 <ストーリー> 世界のトップ選手を輩出し続けるスペインテニス協会の育成責任者、 ダビッド・サンズ・リバスが、日本の小学生たちを指導する。 テニスに最も必要な決断力を身につけ、メンタルを強化する実践的レッスンに密着。 子どもたちがわずか1週間で飛躍的に成長を遂げていくドキュメンタリーに加え、 特典映像として、スペインが誇る25種類の練習メニューを本邦初公開。人を育てる名言が満載! <キャスト> ダビッド・サンズ・リバス(David S
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番組内で、感情をコントロールしようとして子供たちがじっとガットを見ていたが、負けたときや失敗したとき、気持ちが切れそうになったり、心が折れそうになったときに、感情を引きずることなくすぐに立て直すための方法をいろいろ試してみて習慣化することが大事だと再認識。
第1にはっきりした目標。第2に怒っても、泣いてもいい。しかし、それを引きずりそうになったら、この奇跡のレッスンでガットを凝視していた子どもたちを思い出したりして、すぐに切り替えらる方法を身につけよう。