Eテレ 趣味どきっ!お寺の知恵拝借 心を調える坐禅

NHK Eテレ「趣味どきっ! お寺の知恵拝借」の第6回は「心を調える坐禅(ざぜん)」

曹洞宗建功寺の住職・枡野俊明さんが、フリーアナウンサーの中井美穂さんとスポーツキャスターの益子直美さんに教えるという形式で、家でもできる坐禅を学ぶ。

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坐禅のやりかたは宗派による

臨済宗では考えることで悟りに近づくとされていて、曹洞宗では何も考えずただひたすら座ることが大切。

調身 姿勢の調えかた

左ももの上に右足をのせ、右ももの上に左足をのせる結跏趺坐(けっかふざ)という座り方か、無理な場合は、片足だけ上げる半跏趺坐でも大丈夫。

曹洞宗では、坐蒲という専用の座布団を使う。お尻の位置を高くすることで、坐禅を組んだときにお尻と両膝の3点で体重を支えることができる。

正座の場合は、坐蒲を両足で挟み込むようにすれば、しびれが軽減される。

手は法界定印(ほっかいじょういん)

手は右手の上に左手を重ね、親指と親指を軽くくっつける。

緊張が強いと親指が山型になり、気が緩むと指が離れてしまう。

続いて、体を左右に揺らし、中心でピタっと止める。

重要なのは、背筋をまっすぐ伸ばすこと。骨盤を立て、おなかを少し突き出すように腰を入れる。

頭のてっぺんで天井を突き上げるようなイメージで。

目線は斜め45度下を向いて、仏さまのような半眼にする。

アクセサリーや、体を締め付けるネクタイ、靴下などは外す。

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調息 呼吸の調えかた 欠気一息(かんきいっそく)

息を長く吐き出し、ふーっと息を吐き切る。吐き切ってしまうと自然に空気を吸うことができる。

坐禅のはじめに数回行うのが、この深呼吸。最初に吐く息を意識するのがポイント。

そのあとは鼻呼吸を行い、おへその下・丹田を意識してゆっくりと腹式呼吸する。

坐禅開始

曹洞宗では、壁や建具に向かい座る。

部屋は集中できるよう、薄暗い状態にする。

調心

禅では、姿勢と呼吸が調えば自然と心も調うのだと考える。

基本的には心を落ち着かせよう、落ち着かせようとしても、やりようがない。

それで、姿勢を調えると、呼吸が調い、呼吸と心が連動する。

坐禅をすると、血管が緩むので血流が良くなる。

緊張すると、逆に血管が縮むので血流が悪くなる。

スポーツで同じ実力の人が対戦するときは、呼吸を調えたほうが勝ちと、枡野住職。

坐禅体験など、お寺で正しい作法を習ってから行うのが、おすすめ。

畳みがなくても坐禅はできる

あまり明るすぎないところ。目の前が散らかっていたり、複雑になっていないところ。

落ち着いた色のカーテンや壁に向かって行うのが落ち着く。

時間帯は、早朝や寝る前が理想。

坐蒲の代わりに、丸めたタオルケットなどを使う。重要なのは、腰が沈みこまない硬さがあること。

好きなお香やアロマオイルを焚くなど、リラックスした環境で坐禅を楽しむ。

自分で姿勢を確認する方法

考えごとをしてしまうと、前かがみになる。あっと思ったら、そのときは後ろに戻す。

力が入ると体が揺れる。

背筋がきちんと伸びた感覚は、体で覚えるしかない。

きちんと背筋が伸びると、おなかの中が広がる。

椅子でも坐禅できる

ソファ系は沈むのでだめだが、座面が広く、座ったときに腰の沈まない椅子なら坐禅で使える。

浅く腰かけ、足を肩幅に広げて座る。

椅子の高さは、足の裏がペタンと床につき、膝が90度になるもので。

座面がカーブしている椅子や、高すぎたり低すぎたりする椅子は、坐禅に向かない。

椅子の場合も、足以外は基本の坐禅と同じ。

坐骨を立て、おなかを突き出すように背筋を伸ばし、腹式呼吸する。

心が乱れたら大きく腹式呼吸

心を落ち着けたいときは、大きく息を吐き、おへその下の丹田に落とすように息を吐く。

そうすると、足がきちっと地面についたような感じになる。上がっているときの、宙に浮いたような感じがなくなる。

半眼で大きな腹式呼吸を3回ぐらい繰り返すと、ぐっと落ち着く。

喫茶喫飯(きっさきっぱん)

お茶を飲むときは飲むだけ、食べるときは食べるだけに集中する。

坐禅をするのもすごく大事なことだが、いっぱいのお茶を体そのもので楽しむ時間も同じ。

一瞬一瞬の積み重ねが、一生を築いていく。

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